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2006年3月 8日 (水)

断食道場奮闘記・・・外伝・3

 別府は、今、古き良き時代の別府を知ってもらおうと、そしてそこにこそ別府の本当の良さがあると・・地域の人たちがボランティアで町の隅々をガイドして歩く路地裏散歩という観光ガイドが盛んになっています。
 別府と聞くと、ひとつの温泉郷のように思われますが、厳密には8つの代表的な温泉郷の集まりです。これを別府八湯といいます。具体的には・浜脇(はまわき)・別府・観海寺(かんかいじ)・堀田(ほりた)・鉄輪(かんなわ)・明礬(みょうばん)・柴石(しばせき)・亀川(かめがわ)の温泉郷です。
 8つの趣の違う温泉郷で、地元の有志が街の路地の中まで案内して歴史や逸話を含め、詳しくガイドして歩くと言うのが・・路地裏散歩です。
日曜日になると、道場の前を旗を手にしたガイドが十数人の観光客を連れて歩いています。最近はだいぶ見慣れた情景になりました。結構評判がいいようで、実施する地域も増え、観光の話題になっているようです。
 道場でもほとんどの方が散策に出られますが、私たちにとってはあまりに日常的なものであっても、・・・町並みがおもしろい・・・という言葉はよく聞きます。どこがいいの・・・とついつい尋ねてしまいます。
 浜脇温泉は別府発祥の地とも言われ、かつては遊郭としてにぎわい、今も少しだけその名残を残し、別府温泉は昔も今も別府の玄関口です。観海寺温泉は120メートルほどの断層崖の上にあるホテル街、明礬温泉は俗に言うところの・・温泉の素・・湯の花・・の産地、湯の花を作るわらぶき屋根の三角小屋が立ち並び、最も湯治場の雰囲気を持っています。鉄輪温泉は有名な湯煙、地獄めぐりの里です。堀田、柴石温泉は隠れた秘湯の雰囲気があり、亀川温泉は地元の人たちと同じ視線にある温泉郷です。
 別府は温泉がある関係からか、昔から多くの別荘がありました。有名なところでは大正時代の歌人、柳原白蓮さんの別荘、赤銅御殿とか、麻生外務大臣のお父さんの多吉さんの麻生別荘、町の一区画がそのまま別荘になっている中山別荘・・・今では到底建てられないようなりっぱなものばかりです。すべて個人の持ち物ですから、現実的には仕方がないのでしょうが、赤銅御殿は取り壊され、麻生別荘も取り壊しが決まり、他にもそうした別府の歩みと共にしたものがなくなっていっています。
 そうしたものも含め、別府の町の趣きを市民の声として何とか残していこうという想いもあるようです。事実、取り壊しが決まっていた明治から続く駅舎が保存され、竹瓦温泉と並ぶ威容を誇った浜田温泉も保存されました。
 私たちも知らないような歴史や逸話を含め、町の語り部の皆さんが共に歩きながら話してくれます。行列のできるベーカリショップでない昔ながらのパン屋さん、無添加で、今でもはかり売りの味噌屋さん、有名なケーキショップにも負けないであろう地元では知る人ぞ知るケーキ屋さん、その安さと種類の豊富さに驚かれるJRガード下の食品市場街・・
 これらは皆、道場から数分の距離にありますが、同時に帰られる時の貴重なお土産の定番でもあります。よく言います・・・パンやケーキは待ってる人へのお土産ですよ・・・ご自身のではありませんよ・・・少なからず笑いが起こります。ご自身へのお土産は、もう十分にもらっているはずですから・・・・。

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